温泉情報 / 大鷹の湯

大鷹の湯
温泉名大鷹の湯
泉質ナトリウム・塩化物炭酸水素塩泉
効能慢性皮膚病、運動麻痺、痔疾など
飲泉糖尿病、高血圧、胃腸障害、慢性便秘、肥満症など
備考飲泉可
電話番号0278-72-2056
アクセス栃木県那須塩原市井口548-350

東北自動車道西那須野IC下車。大鷹の湯まで。
大鷹の湯 - 外観

源泉について

筆者は、温泉のガイドをするために全国の温泉を巡りガイドしてきた。そして数ある温泉を巡ってわかったことがある。

それは、源泉というのは熱いか冷たいか。実は、この2つしかないのである。人が入ってゆったりできる、いわゆる適温の源泉というのは、まずお目に掛かるのが難しい。
だから、冷たい冷鉱泉なら沸かしたり、熱い源泉は、冷ますために水を足したりする温泉施設は無数にある。

冷鉱泉はともかく(今では、沸かした湯と冷たいままの源泉の湯船の2つを造る温泉施設も出てきたが…)、源泉が熱いから水を足して冷ますというのはいただけない。あまりにも知恵が無さ過ぎるというか、宿の温泉に対する愛着が感じられない。

大体、源泉を水で薄めるとお湯本来が持っている温泉の効能も薄まるのだ。いくら、泉質がどうの、温泉の効能がどうのと能書きを垂れようが、まったく無意味になってしまう。

温泉とは、地表に出たそのままの源泉に浸かりそして、飲泉するのがベスト。そして、そうすることが一番温泉の効能を享受できる。熱い源泉なら、楽をせずに自然に冷ます事を考えるのが、本来ある温泉施設の姿ではないだろうか。

大鷹の湯

大鷹の湯 - 熱交換器 大鷹の湯 - 内風呂 大鷹の湯 - 飲泉口

「大鷹の湯」の源泉は熱い。毎分300リットルの源泉が湧きだし、その温度は70度以上。とても、そのまま人が入れる温度ではない。ということで、この源泉を冷ます必要がある。もちろん、楽をして温泉に水を加えるのではなく、ご主人のお手製の熱交換器で温泉を冷ましている。
その実物を見せてもらったが、かなり手間と知恵を使った代物。これだけで、温泉を大事にしているという主人の態度が感じられる。

この温泉宿は「療養の宿」と標榜している。温泉施設によく見られる、源泉賭け流しという売り文句を必要としていないのだろう。確かに、ご主人は、かなり温泉を研究されており、その知識は、チャチな温泉評論家などは、太刀打ちできないほどだ。

さらに、このご主人「源泉探検隊」という温泉情報を配信するテレビ番組で、レポーターもしており、全国の本物の温泉施設を探して紹介している。それだけ、温泉に対し真剣に向き合っているということだ。


もちろん「大鷹の湯」の温泉はいい。

温泉の泉質は、ナトリウム・塩化物炭酸水素塩泉。全国で内臓系の病が治ると報告される一番の泉質がこれだ。薄く緑色をした天然温泉の源泉が、露天風呂にも内風呂にも、ふんだんに掛け流されている。
実際、入ってみると温泉に粘りがあり、湯上りには、お肌がつるつるとする。慢性皮膚病、つまりアトピーなどに絶大な効果がある。

そして、飲泉用のコップは温泉の注ぎ口にある。口に含むと、ほんの微かに塩の味はするが、癖もなく嫌な硫黄の臭いも無い。かなり飲みやすい温泉であることがわかる。
これが、湯治宿として名を馳せる効能高い湯なのである。温泉は浸かるより飲む方が何倍も体にはいいのだ。糖尿病や肥満症、更年期障害、高血圧などにもここの温泉は効能がある。実際、この温泉で湯治をしたというデータが無数にある。

この温泉の成分は、マイナスイオンの量もすごい。ガンが治ると全国にその名を轟かしている秋田の玉川温泉。その岩盤浴場よりマイナスイオンが1.8倍も放出されているのだとか。実際、マイナスイオンがどう体に作用を及ぼすのかは、実証されたデータは無いが、このマイナスイオンがたっぷり出ている温泉地では、多くの病人の症状が改善されているといわれている。

長期間温泉で湯治をする人のために、大鷹の湯では、湯治客専用に、宿泊施設も用意されている。


本物の温泉の湯治場。
それは、湯を知り、手間を惜しまず、そして、湯を大事にする宿だから胸を張って言えることなのである。