飲泉について飲泉について

飲泉とは

飲泉…まさに字の如く、温泉を飲むこと。

その昔、温泉は浸かると同時に飲んでいた。各種天然のイオン成分を肌から浸透させると同時に、飲んで直接体内から取り込もうというもの。その成分の豊富さ濃さから温泉は飲む野菜とも言われている。

現在ヨーロッパでは、温泉は浸かるより飲むサプリメント的な用法が一般的で、立派な医療行為として確立されている。だが、日本では古来からの飲泉による療法が、保健所などの指導で禁止され自由に飲むことができなくなっている。
昔は、飲んで絶大な効能があり湯治客で賑わった温泉も認可を取っていないところは原則飲泉はできない。

飲泉許可とは、泉質調査や配管などをしっかりと行い、なおかつ飲泉用の施設を別途用意している温泉などが保健所から許可をもらっている。
調べてみると、飲泉許可をもらっているところは意外と多く、こじんまりとした旅館でも取得している場合がある。

飲泉の方法と効果

1回量は一般にコップで一杯程度。1日の量はおおむね200〜1,000ミリリットルまでが適量。食前30分〜1時間前または空腹時がよく、夕食後から就寝前はなるべく避ける方が良い。

飲泉許可を貰っているところでは、どれくらいの分量が目安などと記述されていることもあるのでそれを参考にするといいだろう。 ただし、腎臓に疾患のある人は塩化物泉を飲んではいけないなど禁忌症もあるので、それぞれの温泉で確認するのが肝心だ。

≪飲用の泉質別適応症≫
泉質名 症状消化器症便秘糖尿病動脈硬化症肥満症高血圧痛風貧血
炭酸水素塩泉   
硫酸塩泉   
塩化物泉      
硫黄泉    
二酸化炭素泉       
放射能泉       
酸性泉       
含鉄泉       

注1…この表は、温泉の効能を大まかに大別したものであり、絶対的なものではありません。同じ泉質でも含有されているイオン成分により効能・効果に差異があります。

注2…飲み過ぎは下痢などの症状を起こすので注意が必要です。その他、各温泉の禁忌症状に沿って該当者は飲泉を控えましょう。

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