温泉効果と作用〜温泉解説〜

温泉地の効果物理的作用
代表的なイオン効果科学的作用
環境作用

温泉地の効果

人は、肉体的心因的な酷使、習慣的な悪習(過度の食物摂取、酒の飲みすぎ)、外因的な要因での発病など、昔も今も変わらず『体が壊れる』因子を含んだ日常を送ってきた。

そんな時に、人間の体は休養と治療を求めるのである。現代は、医療の進歩により医者に頼るが昔はそうはいかない。風邪を引いただけで死ぬようなこともあり、病に陥った体を治すのは至難のことだった。

しかし、その方法がひとつだけあった。その唯一の方法こそ、温泉だったのである。湯治とは文字通り「湯で治す」ことであり、古来から連綿と続いてきた湯治の文化。それは、病者の最後の希望の光であったのだ。

人々は病気になると温泉を求めて旅立ったのである。旅先の温泉地では壊れた体を休養(仕事などを休んで体力・気力を養うこと)させ、長時間温泉地に滞在することで体を、保養(体を休めて健康を増進すること)させ、さらに、温泉の力によって療養(病気やけがをなおすために、手当てをし、養生すること)させることだったのである。

その湯治文化は現代にも受け継がれ、温泉地には今でも多数の湯治客が滞在している。

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物理的・科学的・環境作用

物理的作用
温熱作用で、入浴すると徐々に血管が拡張し、新陳代謝も高り体内の「老廃物、筋肉疲労物質」の排泄が促進される。
浮力が得られ、足腰の筋肉の機能回復訓練に適する。
皮膚を洗浄する際に、湯の温熱で新陳代謝も活発になり、皮膚の毛穴やしわの中の汚れも洗い流す。
注)物理的作用は沸かした真水の入浴でも得られる。

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科学的作用
科学的作用こそ温泉の真髄である。
温泉に含まれる各種イオン成分が特殊な作用を人体に及ぼす。
殺菌作用強い酸性の湯は、皮膚表面の殺菌をする。
その為、アトピーや乾癬など皮膚疾患に絶大な威力を示す。
血管拡張作用温熱で血管が拡張するだけでなく、温泉に含まれる炭酸ガスや硫化水素ガスが皮膚から浸透、血管を拡張させる。
高血圧や動脈硬化症などに有効に作用する。
美肌作用アルカリ性の温泉では、肌の角質層を取り肌に潤いを与える作用がある。温泉に入浴すると肌がツルツルになるといわれるのがこれ。
肌のメラニンを除去し美白の効果も確認されている。
イオン浸透作用飲泉することで温泉の成分を直接内臓に取り込み各種病気の改善を促すことができる。

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環境作用
転地効果環境変化がからだの調子を整え健康を増進させる働きを「転地効果」と呼ぶ。簡単にいうなら、日常の生活から離れ、環境のいい場所に滞在することで肉体的精神的にスッキリすること。
もちろん、温泉地が代表的な場所は言うまでもない。

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代表的なイオン効果

ナトリウムイオン

体内に吸収されると胃腸病によく、便秘にも効果的。

カルシウムイオン

ストレスによる精神の興奮を抑える鎮静作用。胃潰瘍やリウマチにも効果的で、血糖値を下げ糖尿病にもいい。高血圧や動脈硬化にも効果的なことがわかっています。もちろん、骨粗鬆症には、抜群の効果あり。

カリウムイオン

筋肉のエネルギー代謝を助ける働きがあります。体内でカリウムが不足すると筋肉の収縮が円滑に行われなくなり、脱力によるだるさや、心臓での不整脈を引き起こします。尿酸やたんぱく質の燃えカスなどの老廃物の排泄を促しまた、血圧を下げる効果があります。

マグネシウムイオン

大腸内の老廃物を除去し、腸内の清掃をしてくれます。特にダイエットに効果抜群のイオンです。腸関係に効果があり、潰瘍の方にはお勧めです。

鉄分イオン

胃酸の分泌を高め、鉄を吸収しやすくするため、貧血患者に効果がある。

その他、各種成分イオンの配合により、現代医学では到底及ばない各種病気に絶大な効果を発揮する。

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