温泉の楽しみ方

温泉には、実にさまざまな楽しみ方があります。基本的な楽しみ方を知り、そこから自分なりの楽しみ方を見つけてみましょう。

温泉の楽しみ方

『リラクゼーション』  それは自分の体が一番落ち着きストレスを感じない時間であるはずだ。

温泉地に足を向けた人は、リラクゼーションを求めている場合が多い。だが、実際に温泉宿で入浴している人を見ると、本当にリラクゼーションを満喫している人は少ない。

なぜ自分が求めているのに、満喫できないのだろうか。

これは、温泉の楽しみ方を間違えているからに他ならない。
温泉は古くから療養などの目的で広く利用されてきた。昔の人々は、今と違い療養目的で長期間滞在したために、療養ができたのかもしれない。

温泉宿でよく見るのが宿に着くや否や、温泉へ一目散に向いその後何度も入浴する姿である。これこそ、自分の体を休めるどころか疲れさせ体調を崩す入浴なのだ。

体を癒す前に、まず心を落ち着かせなければ意味がないのである。静かに流れる時の中へ身を任せ、普段の喧騒から離れた身をくつろがせるのである。
こうした余裕が、いつしか心も体もゆとりある状態を作り出せるのだ。

思い出したように、このとき温泉へゆるりと向い、徐々に湯に浸かる。急がず慌てず湯の温かさを享受することで、自然の恵みが全身に染み渡るのだ。
あまりの気持よさに長湯をしてしまいがちだが、湯あたりしてしまうので温まったらさっとあがる。

湯上りの水分補給も、いつもなら風呂上りのビールと言いたいところだが、ここは温泉宿、飲泉で体を潤す。 これぞ温泉宿ならではの、リラクゼーションなのである。ただ当たり前のように古人が行ってきたことを、自分も行う。

簡単なことのようだが、喧騒に慣れてしまった自分たちには難しいことである。古人が過ごした時の流れに身を任せられた者こそ、本当の温泉を楽しめる。

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